総蛋白、アルブミン、A/G比について

血液中には80種類以上のたんぱく質が含まれているそうです。

そのおもなものは、アルブミンとグロブリンだそうです。アルブミンは総タンパクの約60%、グロブリンは約20%を占めているそうです。

タンパク質は食物から栄養として摂取するもので、消化管内でアミノ酸に分解されるそうです。そして血管を通って肝臓に運ばれるそうです。

アルブミンは肝臓で作られるそうなので、肝臓のはたらきが不自由分な状態では血液中において低い値になるそうです。たとえば肝硬変や重症の肝炎などであると低値になるそうです。また栄養状態が悪いときも低値になり、悪性腫瘍などで消耗が激しい場合も低値になってしまうそうです。

アルブミンというのは、通常は腎臓や胃腸から漏れ出ることはないそうです。腎臓や胃腸といった臓器に異常があると失われてしまうそうです。

ネフローゼ症候群では腎臓障害によって尿中にアルブミンが排出されてしまい、血液中のアルブミン値が低くなるそうです。


胃腸からアルブミンが漏れ出てしまうのが、たんぱく漏出精胃腸症というものだそうです。体内のどこかに強い炎症があったりすると、アルブミンが低下してしまうそうです。

A/G比というのは、アルブミンとグロブリンの値の比を表しているそうです。
からだの抵抗力である免疫システムの異常により、グロブリンが増減してしまうそうです。抵抗力が失われる無γ-グロブリン血症でグロブリンは低値となるそうです。感染や外傷によって炎症があるときは免疫システムが活発化するためグロブリンは高値になるそうです。


多発性骨髄腫は、異常にグロブリンが作られるそうです。そのためグロブリン値も高値となるそうです。

値に異常があると、医師からの説明などがあると思います。