AST,ALTについて

ASTというのは、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼのことだそうです。

ALTというのは、アラニンアミノトランスフェラーゼというものだそうです。

ASTもALTもタンパク質の原料となるアミノ酸がつくられるときに必要な酵素だそうです。肝臓を構成するおもな細胞である肝細胞に多く含まれているそうです。肝臓がなんらかの原因でダメージを受けたりすると、肝細胞が破壊されてしまい、ここに含まれていたASTやALTが血液中に流れ出てくるのだそうです。


血液中のAST・ALT値が上昇するということは、肝臓の働きに異常があるということになるそうです。

たとえば、AST・ALT値が高いほど、採血した時点での肝臓のダメージが大きいということがわかるそうです。

ただし、AST・ALTというのは肝臓だけに含まれているわけではないそうです。

ASTは心臓の筋肉や骨格筋、血球にも多く含まれているそうです。


AST やALTは腎臓にも含まれているそうです。

肝臓がダメージを受ける状態以外にも心臓や筋肉、さらに血球の異常ということでも、ASTは上昇することがあるそうなので、要注意です。

一般的に女性より男性のほうがAST・ALT値が高いそうです。お酒を飲んだり運動をしたあとは上昇する傾向があるそうです。

AST・ALT値が500U/lを超えるような場合は、急性肝炎や劇症肝炎で見られることがあるそうです。500U/lまでの上昇なら、急性肝炎や慢性肝炎、アルコール性肝障害、脂肪肝、薬剤性肝障害などの肝臓病だけではなく、心筋梗塞、筋ジストロフィーなどの筋肉の病気、赤血球が破壊される溶血性貧血などでも認められるそうです。


肝臓病の中で肝硬変は肝臓が繊維成分で置き換わり、慢性肝炎が進んだ病気だそうで、AST・ALT値の上昇は必ずしも高くないそうです。