BMI(体格指数) 

医療の研究が進む中、以前より肥満は様々な病気を引き起こす要因になっていることが分かっており、その危険度を数値化し指標としている「肥満度」の算出方法が色々と考案されてきた。ここ最近では、〔体重÷(身長m×身長m)〕で算出する「BMI(body mass index)」という方法が最も主流である。

太っている人というのは、血液中に含まれるLDLコレステロールや中性脂肪などの脂質が高くなりやすい為、そのことが動脈硬化の進行を後押ししてしまうのである。従って、肥満とは動脈硬化から誘発される狭心症や心筋梗塞、能祖中等の命の危険にもつながる重要危険因子だと言っても過言ではないだろう。

その他にも糖尿病を発病させたり、脂肪肝・高血圧・不妊症にも関連してくることが分かっている。これらの事より、肥満の度合を知ることはその人の健康状態や生活習慣病の危険を示す一つのバロメーターになるのである。

もしも、BMIの数値から異常所見があった場合、食事や運動などの改善を行う等などして、標準体重に近づけていくことが重要である。また、すでに病気をもっている場合でも、治療や改善を行うためにも減量は大切だといえるだろう。