ATLウイルス抗体

成人T細胞白血病(ATL)という病気があります。リンパ球の内のT細胞が腫瘍化した白血病で、主に40代以上の人に多く発症します。日本で初めて発見された白血病がこの成人T細胞白血病(ATL)になります。ATLウイルスの感染が原因で、感染経路は輸血や母乳、性接触などが挙げられます。ATLウイルスの抗体検査は、基本的にHIV検査と同様にスクリーニング検査と確認検査の2段階で行われます。スクリーニング検査では、粒子凝集法、エライザ法・EIA法・CLEA法があり、血清中にHTLV-Ⅰに対する抗体が出来れいないかどうかを確認します。陽性と判定が出たら、ATLウイルスが感染しているという事になり、治療を行っていきます